ブダペストのお城の地下には、迷宮があります。
地下16m、全長は1200mにものぼる、正真正銘の「迷宮」。昔、この城に住んでいた王族が、攻撃を受けたときの脱出経路として作ったものかと思っていたのですが、実はここにお城が建てられるよりもっとずっと昔、先史時代から既に人類によって使用されていたということです。
実際、中に入ると、そこで発見されたミステリアスな物体の数々が展示されていたり、ラスコーの壁画のような絵が描いてあったりします(でも壁画は演出のためにあとで付け足したものかも・・・)。
深い深い階段を、下りていくと、だんだん空気が涼しく、湿って行くのが分かり、地下の洞窟に入っていくというのを全身で感じます。やがて太陽の光は遮られ、薄暗い電球の明かりだけを頼りに進むと、小さなチケット・オフィスが、「ぽつん」とそこにはあり、男性が一人、地味にチケットを売っています。
皆さん
お化け屋敷 って
お 好 き で す か ?
私は、、、、
実は、結構好きなんです
(その昔、高校の文化祭のときは自分で企画までしたくらい)
(あの「リング」を一人で部屋を暗くして見たくらい)
「地下16mだよ〜 涼しいし、ミステリアスだし、行こうよ〜」と、夫を誘ったのですが、お化け屋敷・ジェットコースター・暗所・閉所全般苦手な夫には(得意なのは高い場所だけ)
当然拒否され・・・
それでも行ってきました。独りで。
本物の迷宮って初めて見るので、どうしても興味があって。まさに、天然のお化け屋敷。ここで行かずしては、ホラー好きの名がすたる!・・・と
意気揚々と行ってきましたが
これが 結 構、怖 い。
遊園地のお化け屋敷ではないので、お化けが出てこないのは分かっているのですが、、、、なかなか上手く演出されており、
・明かりは最小限(しかも、間接照明のような感じで、壁にそってポツポツと、あるだけ)。あまりに暗くて、時々壁に手をつけないと先に進むのがはばかられるほど・・・。
・人もかなり少ない。(一人で入ってるのは、私だけでした・・・)
・ときどき上からポツン・・・ポツン・・・と、水が垂れてくる。正真正銘ナチュラルな、洞窟。足元も、気をつけないと、滑る
・吐く息が白くなるほど、寒い
・ときどき、怪しげな物体が ぬっ と現れる (単なる石だったり、石像だったりするのですが)
・右へ左へと道が入り組み、分かれてはつながり、やがて自分がどこにいるか分からなくなる
ガイドブックにも書いてありましたが、気をつけないと、本当に出られなくなります。
私も気をつけてはいたのですが最後には道に迷い、来た道を行ったり戻ったりした挙句、別の観光客に「出口どこですか?」と、聞いてしまいました。
(本当は自力で見つけたかった!あー)
およそ20分の迷宮探索の後、お日様の下に出て爽やかな空気を吸ったときは、思わずホッとしました。
ちょっと怖いですか?でも、迷宮を出るにはコツがあり、これさえ知っていればあなたも大丈夫!
入ったら、右または左の壁に手をつけてください(どちらでも好きな方でいいです)。例えば右手を右の壁につけたなら、決してその手を壁から離さずに歩いていくのです。左手を左の壁につけた場合も同じ。
どんな迷宮でも、この方法さえ知っていれば、必ず出口にたどり着きます。
入り口と出口が別な場合は駄目ですが、最悪でも、入り口には戻ってこれるんです。
まあ・・・このアドバイス、日常生活では何の役にも立ちませんが
あなたがいつの日か、ブダペストの地下迷宮を訪れた日には、
きっと。役に立つことでしょう。
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